高齢者の暮らしを医療と介護の両面で支える
介護医療院のサービス
医療ケア
- 頻回な痰の吸引
- 経管栄養
- 注射などの薬の処方
- 点滴
- 在宅酸素
- 褥瘡のケア
- 看取りや終末期医療
介護サービス
- 食事の介助
- 排泄の介助
- 入浴の介助
- 機能訓練の提供
- レクリエーション
- 日常の健康管理
- その他の生活上の介助
生活の場
- プライバシー空間の確保
- 半個室タイプの多床室
- 快適な空調管理
- 地域との交流
- 季節ごとの行事
介護医療院を他の高齢者施設と比べると
介護医療院 | 特別養護 老人ホーム | 介護老人 保健施設 | 介護付き有料 老人ホーム | |
---|---|---|---|---|
運 営 | 介護保険 | 介護保険 | 介護保険 | 民 間 |
長期利用 | ◯ | ◯ | × | ◯ |
医療の手厚さ | ◯ | △ | △ | △ |
看取り対応 | ◯ | △ | △ | △ |
生活機能 | ◯ | ◯ | △ | ◯ |
「日常的な医学管理」や「看取りやターミナルケア」等の医療機能と、「生活施設」としての機能を兼ね備えた施設です。長期にわたり療養が必要な要介護者に対して、「長期療養のための医療」と「日常生活上の支援」を一体的に提供します。
介護医療院は病院ではなく、長期療養を受けながら生活する施設ですが、医師や看護師の配置が義務付けられており、医療を提供することができます。
療養室の定員は4人以下でパーテーションを設置する等、入所者のプライバシー空間に配慮し、長期療養にふさわしい施設となっています。食堂レクリエーションルーム、機能訓練室などが設けられています。
日常生活に必要な医療処置や看護、介護、リハビリテーション等を提供し、入所者の方の能力に応じ、自立した日常生活を営むことを支援します。
要介護1~5の方であって、病院に入院するほどではないものの、喀痰吸引や経管栄養等の日常的・継続的な医学管理等の理由により在宅や他の介護保険施設等で支えることが難しい方が想定されます。
入所者の方に要介護と施設のサービス内容により介護報酬上の単位が定められています。居住費・食費については施設との契約額となります。(低所得の方は負担軽減の対象となります。)
看取りやターミナルの対応も介護医療院の機能の一つとなっています。