「日常的な医学管理」や「看取りやターミナルケア」等の医療機能と、「生活施設」としての機能を兼ね備えた施設です。長期にわたり療養が必要な要介護者に対して、「長期療養のための医療」と「日常生活上の支援」を一体的に提供します。 ◆病院とは違うのでしょうか? 介護医療院は病院ではなく、長期療養を受けながら生活する施設ですが、医師や看護師の配置が義務付けられており、医療を提供することができます。 ◆どのような設備がありますか? 療養室の定員は4人以下でパーテーションを設置する等、入所者のプライバシー空間に配慮し、長期療養にふさわしい施設となっています。食堂レクリエーションルーム、機能訓練室などが設けられています。 ◆どのようなサービスが受けられるのですか? 日常生活に必要な医療処置や看護、介護、リハビリテーション等を提供し、入所者の方の能力に応じ、自立した日常生活を営むことを支援します。 ◆どのような人が利用できるのでしょうか? 要介護1~5の方であって、病院に入院するほどではないものの、喀痰吸引や経管栄養等の日常的・継続的な医学管理等の理由により在宅や他の介護保険施設等で支えることが難しい方が想定されます。 ◆利用料金はどのようになっていますか? 入所者の方に要介護と施設のサービス内容により介護報酬上の単位が定められています。居住費・食費については施設との契約額となります。(低所得の方は負担軽減の対象となります。) ◆最期までいられるのでしょうか? 看取りやターミナルの対応も介護医療院の機能の一つとなっています。